悪い人は怒鳴って帰る。麻薬中毒患者(クレーマー)との正しいつきあい方
現役の医師と思われる方のブログから。
この記事にある「ソセゴン」はガン治療などに使われる麻薬系鎮痛薬で、ソセゴン 薬検索 – goo ヘルスケア を参照しました。
お客さまの、面倒臭さの本質を見抜いて、クレーマー処理を長引かせない
なかなか、医師の世界は縁がないですから、その話というのは興味深いです。
そして、このブログは、含蓄も深いです。
面倒なんだけれど、こういう人はその代わり、良くも悪くも「麻薬をもらう」という、明確な目的を持った「プロ」だから、こっちが謝り倒して薬を出さないでいると、時間の無駄だから、すぐに撤収する。
外来では、もちろん怒鳴るし、机を蹴るし、名札をにらんで「街で会ったら覚悟しとけよ」とか、「お前は医者なのに、痛くて苦しむ患者を無視するのか」だとか、「この薮医者が」とか、いろいろ言われるんだけれど、こういうのは歌舞伎の「見得」に似ているところがあって、様式美だと割り切れる。
この内容と文体が、たまりませんよね?
リアルでもネットでも、お客さまのクレームを見極める
患者と医者と病院という、われわれとは縁のない世界のお話ですが、実店舗でも、ネットショップでも、みずからに置き換えて上記ブログを考えてみましょう。
売ってない商品に対して、どうしても売れとクレームをつけられて、どうするべきでしょう。
あるいは、特定の条件がそろわないと出せない商品があって、その特定の条件を満たさないお客に、ポリシーを破って売るべきでしょうか?
例えば、防音なしで住宅街に住んでいる人に、グランドピアノやホームシアターなどを売っていいものでしょうか?
店先でワーワー騒ぐ、メールを何回も送りつけてくる、それが鬱陶しくて哲学を曲げるべきでしょうか。
上記のブログでは、相手が悪い人で、麻薬を手に入れたいプロであると見抜いたならば、そのプロは、この病院では手に入らないと諦めて、余所へ行くとなっています。
要するに、こういった筋金入りのクレーマーの場合は、目当てのものを入手するプロの考えと行動をとりますので、目標達成のために別の病院に行くし、この病院には二度と来ることはないということですね。
いい人は諦めない
次の「いい人」の話は分かりにくいです。
こちらも、ソセゴン中毒者のことなのでしょうか?
要するに麻薬が欲しくてやって来たのだけど、悪い人ほどのプロでもないので、困った患者を助けるのが医者であり病院だろうと、いつまでも撤収せずに、善意や正義をかざして、延々と医師を説得し続けるのでしょうかね?
「いい人」の、目的意識のない、「ただ医師に腹が立ったから」とか、怒鳴ることで、こちら側を「矯正」してやろう、なんて思いの元に発せられた「怒鳴り」は、どう対応したら相手が満足するのか、そもそもそれが見えないことが恐ろしい。
「いい人」は怖い。彼らはいつも感謝して、いつも全面的にお任せで、こちらが欲しがってもいない「よさ」を、ふだんからがんがん押しつけてくる。
実は、こういうお客やクレーマーこそが恐怖です。
そして私も、「いい人」になっているのかもしれません。




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