平清盛前史 王家と公家と武家 藤原摂関家や源氏の一族の内部抗争の偶然から
平氏・武家の隆盛と王家の親政・院政の強化と藤原氏摂関家公家の衰退と源氏の低迷と
NHK大河ドラマのミーハーとして、ようやく平清盛とその時代がよく見えるようになってきました。
勧善懲悪はもとより、予定調和、必然という言葉は意味を失います。
とくに『平家物語』や鎌倉室町政権時代の文献の、平氏・清盛悪人史観は、後世の目を曇らせてしまいます。
平清盛は、当時の全国の混乱によって政権交代が期待された時代の、転換期の人格化と言えるでしょう。
その意味で、日本の歴史が必要とした人物だったのです。
ところで、NHKの時代考証を担当された方に倣って、王家・公家・武家という用語を使います。