社名「アルゴリズム」の由来 SEOのためSEO業者のため
今回は社名の由来について。
「アルゴリズム」はもちろん、検索エンジンのアルゴリズムから頂戴しています。
アルゴリズム【algorithm; algorism】
(アラビアの数学者アルフワリズミーの名に因む)
(1)アラビア記数法。
(2)問題を解決する定型的な手法・技法。コンピューターなどで、演算手続きを指示する規則。算法。
『広辞苑』第六版 より
だがしかし、はじめに思いついた社名ではなかったのです。
奪われ続けたドメイン
情報提供サイトとして「hyperposition.com」を運営していましたが、これをメインとして「.net」「.org」「.info」「.biz」なども関連ドメインとして取得しています。
hyperposition.jpのケース
そして早くから汎用JPドメインの「hyperposition.jp」を取得して、一時はメインとして運用していたのですが、Googleの新設サイトペナルティである「Sandbox Effect」の毒牙にかかってしまいました。
その後、.comにメインを再度戻して、.jpは休止状態に。
ところが、更新を忘れて.jpを手放す羽目に、確か短期間だったら再取得の方法があったはずなのですが、わずか一週間の間に他のおそらくSEO業者とおぼしきところに取られてしまったのです。
seojuku.comのケース
嫌な思いを振り払って、Yahoo!カテゴリ登録を考えて「SEO塾」を社名にと考えました。
Yahoo!は会社名をサイト名にすることが多いので、社名に「SEO」を入れた方がSEOとしては有利になるからです。
ところが、何と「seojuku.com」が取られているではないですか!
もちろん「seojuku.co.jp」や「seowptemplate.com」は空いていましたが、非常に気分が悪くなって「SEO塾」という社名にもケチが付いたようで放棄してしまいました。
しかし、わたし以外が「seojuku」のドメインを使って何の意味があるんでしょうか?
ゼロから社名を考える
そこで苦肉の策として、「SEOなんとか」という調子でいろいろ作っていったのですが、ある時息子が、「あ」ではじまる商品名や社名がヒットすると教えてくれました。
なるほど思い返すと、大手SEO業者の社名は「あ」からはじまるところが非常に多いではありませんか!
そこで「アンカー」「アーティクル」といろいろ思いついては、ドメインを確認して、取得済みで諦めて… を繰り返しました。
「アルゴリズム」という社名、そしてドメイン
そして、SEOの社名としてピッタリの「アルゴリズム」にいたりました。
「algorithm.co.jp」も「algorithm.jp」も取得済み、ところが、「algorism.co.jp」と「algorism.jp」が空いているではないですか。
これだ!
汎用JPドメインは直ぐに押さえることができたものの、属性型JPドメインは会社登記後となります。
ドメインが盗られた苦い経験から、もし「アルゴリズム」と社名を発表し、「algorism.jp」が稼働してしまったら、「algorism.co.jp」も取られてしまう可能性がありました。
5月の終わり頃には「algorism.jp」と「algoritmi.jp」を取得していたものの、そういう理由からこれを公開せず、社名も秘密にして、ひたすら会社設立を闇で進めたのです。
ほんとくだらないことです。同業者はドロボーと疑ってかからねばならなかったのです。もちろん私の過剰反応に過ぎなかったかもしれません。しかし社運をかけたドメインである以上、どうしても絶対に逃すわけにはいかなかったのでした。
ちなみに、もうひとつの汎用JPドメインである「algoritmi.jp」の「algoritmi」は次のとおりです。
アルゴリズムという名称は、9世紀の現在のイラクのバグダードの数学者アル・フワーリズミーの名前から来ているといわれている。
彼の著作『インドの数の計算法』が、ラテン語に翻訳され、『Algoritmi de numero Indorum』という題で、以後500年間にわたってヨーロッパ各国の大学で数学の主要な教科書として用いられた。
この書は、冒頭にある「Algoritmi dicti」(「アル・フワリズミに曰く」)の一節のため『Algoritmi』(アルゴリトミ)と呼ばれていた。
なおさすがに、「algorism.com」も「algoritmi.com」も既に取得されていました。
こうして、下記のように系統的に整合的に新ドメインを運用できるようになりました。
- algorism.co.jp:SEO塾メインサイト
- algorism.jp:社長ブログ
- algoritmi.jp:新SEOブログ
よって、会社設立も中高年離職者のリベンジとして感慨ひとしおなわけですが、それにも増してSEOゆかりの「アルゴリズム」という社名で登録できたこと、さらにさらに「algorism.co.jp」を無事取得できたことも途轍もない歓喜となったのです。