使えない『顧客らくだプロ4』 日付フォーマットとW3C-DTF
『一流企業は名もない会社であったころから、一流企業のような経営をしていたからこそ、一流企業になれたのである。』
これは、はじめの一歩を踏み出そう ベンチャー・起業・支援 三題噺でエントリーをした『はじめの一歩を踏み出そう』でショックを受けた文言です。
会社を作る段階で、組織図をつくり、職務権限表や業務マニュアルなども完備するべきだと書いてあります。
例えば顧客データなども、どういった項目をリストし、またSEOコンサルとして個々のクライアントに、いつ、どのような質問を受けアドバイスを返したか、そういう情報も蓄積して、さらに将来的に社内で共有できるようにするべきです。
顧客管理ソフト『顧客らくだプロ4』の致命傷
『顧客らくだプロ4』の最大の欠点は、Windowsの日付フォーマットを変更させられることでした。
よく見かける日付の表記法として、01/08/02という具合に2桁の年月日をスラッシュで区切ってつないだものがあります。これはなかなか曲者で、地域によって意味が全く違うのです。
- 日本では……2001年8月2日
- 英国では……2002年8月1日
- 米国では……2002年1月8日
W3Cのノートで示されている表記法はW3C-DTF(もしくはW3CDTF)と呼ばれ、次の6通りのフォーマットがあります。
(3) 年月日
YYYY-MM-DD(例:2001-08-02)
ということで、私はブログ本文やWindows、Macなどのパソコンの標準日付は、すべて「2008-09-01」というように表示しています。
ATOKも「きょう」や「きのう」でスペースを押すと、「2008-09-01」や「2008-08-31」が入力されるように設定できます。
エディタも、パソコンの標準日付をインプットするショートカットがあります。
ところが、『顧客らくだプロ4』をインストールしたら、最初にWindowsの標準日付を変更しないとダメだよ、とダイアログが出てきました。
OSの書式を取得するのではなく、内部の時間を取得するようにできるはずです。ほとんどのアプリケーションがそうなっています。
どんだけショボイんでしょうか!
さらに、たった今アンインストールしたところなのですが、またもや他のアプリケションと違う不思議なダイアログが出てきたのです。
ベンダーのサイトも、今時フレームが使われています…
株式会社BSLシステム研究所
つくづく、できの悪いソフトでした。
そして、未だにクライアントデータの管理は標準化できないのです(泣