庶民とつきあえば庶民意識、経営者となら経営者感覚、起業家となら起業家精神

今日、しかもたった今、もの凄く重要なことに気づきました。

レベルの低い物事に触れていたり、レベルの低い発言を聞き続けていると、自分のレベルが低くなる。
というか、自分のレベルはまだまだ低いのですから、成長も発展もなく低いままに留まるおそれがある。

逆に、苦労しながらでもレベルの高いところに足を踏み入れたり、レベルの高い発言を聞き続けるならば、自分のレベルは高くなるのではなかろうか。ということです。

しかも成長や発展を期待するということは、読書とか瞬間的な体験とかではダメで、時間的に継続していること、あるいは環境そのもの、交流する主だった人脈がレベルが高い必要があるということです。

インターネットで、レベルが高い人が集まるところ、レベルが低い人が集まるところ

気づきの(1)は、次のブログを見たときです。

  • Blog Action Dayエントリー - 韓国の「中間層」の話 – Tech Mom from Silicon Valley

ブロガーは海部美知さんで、『パラダイス鎖国』著者のブログから二題 グローバルな視点による日本の弱点でも紹介しました。

もっとも彼女の著書『パラダイス鎖国』は、まだ読んでいませんし、これから先も読まないとは思うのですが…

海部さんのブログの上記該当記事のコメントが凄いんです。非常に勉強になります。

類は友を呼ぶというか、レベルの高いブログにはレベルの高いコメントが寄せられるというか…

これは、池田信夫 blogでも同じことが言えます。経済の専門的なコメントは、チンプンカンプンだったりします。

逆に、レベルが低いブログには、レベルが低いコメントが付きますし、レベルが低いSNSやBBSでは、荒らしと煽りのオンパレードなんですねぇ。
自省しているのですが、AmazonやiTunesストア、その他のユーザーレビューの☆ひとつは読むべきじゃありませんね。こちらの性格も悪くなりそうです(笑

お互いの欠点に目をつぶる仲良しクラブ

気づきの(2)は、おもしろそうなことが書いてあるICT関連のブログを見つけたときのことです。

そのブロガーは本も出していました。

そこで、彼の最新の書名を検索してみたんですね。

すると、彼から献本された人たちのブログばかりがGoogleに出てくるのです。

中には、献本されたけど読んでないとかひどいエントリーもありましたが、おおむねヨイショヨイショの記事ばかりです。
ほんとに読んで書いているのかよ? という感じでした。

ICT関連という先進的なジャンルに身を置いていても、こういう人の仲間たちは日本の村社会にどっぷり浸かって、献本したり、批判的意見を没にして、無難に人間関係を維持しているわけですよ。

こんな本を買っちゃダメだと思い知りました。

なぜなら、想像するにこの本には、献本した相手そのものはもちろんのこと、相手の所属する組織・企業を批判する内容が書いてあるわけがないからです。

アムウェイから献金されたら、マルチ商法の中にも健全な企業があると発言していた政治家を想像してしまいます。

なかよしクラブの身内褒めかどうか、それを見抜くためには、他人の意見に左右されない、自分独りで評価ができるほどに、レベルアップしておかなければならないのです。
さらには自分自身も、村社会を受け入れて身内をかばう悪習に染まっていないか、一度振り返る必要もあるわけです。

起業とは、既存企業が支配している世界に対してイノベーションすることですから、もの凄い自己啓発と既存の大否定が要求されると思います。

今から、生まれ変わろうと努力したいです。

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