トリクルダウン理論と浅慮 そして反トリクルダウンのオバマ大統領候補の政策

私は、読書も欠かしませんが、最近はブログで啓発されることが多くなってきました。

下記の引用は、国も個人も栄えるように、税金をからめてどう運用するかということについてです。

404 Blog Not Found:貨幣に自由を、by税務署

で、今回の一番の問題は、金不足ではなくて、金あまり。それも余っているのは「大域的」に見た場合で、局所的には足りてない。

だけど、これを単純な累進課税で是正しようとすると、多分うまく行かない。

そこで、税務署を使ってみる。まず、北欧並みの累進課税をかけた上で、その半分なり1/3なりを納税者に「返す」。「初期設定額」を新旧税制の税収差としてもいいだろう。ただし「返す」お金からは、ちょっとだけ通常のお金の機能を削いでおく。

それは何かというと、「貯蓄」機能。貯金ダメ。株債券ダメ。土地ダメ。早い話、今の税制で「ストック」扱いされているものは全部だめだけど、その他の物品の購入はOK。

発想が凄くおもしろいです。とくに累進課税が浅慮に過ぎないことを指摘しています。

トリクルダウン理論と目先の浅知恵による批判

トリクルダウン理論というものがあるそうです。ブログ巡回は勉強になります。

トリクルダウン理論 – Wikipedia

トリクルダウン理論(trickle-down theory)とは、富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)するという経済理論あるいは経済思想である。「金持ちを儲けさせれば貧乏人もおこぼれに与れる」ということから、「おこぼれ経済」とも通称される。

私は今は富める者ではありませんが、お金を稼いだら、いい車を買ったり別荘を買ったり、旅行に行ったりしたいです。

私が富裕層になれば、車屋が儲かり、不動産屋が儲かり、旅行業者が儲かるということになりますね。

しかし私が十分に稼げなかったら、もちろん車屋・不動産屋・旅行業者を儲けさせることはできません。
また、富裕層になっても税金が多くかかってきたら、やはり車・別荘・旅行はひかえることでしょう。

トリクルダウン理論とは、こういうことではないのでしょうか。

ほかの人が、いい車を買ったり別荘買ったり、旅行に行ったりするから、おまえでなくても構わないって(笑

小泉・竹中改革はトリクルダウンだった?

Googleで「トリクルダウン」を検索すると、批判的な意見ばかりです。

トリクルダウン理論が、小泉・竹中の構造改革の正体とみなし、その結果として格差社会が出現した恨みもあるようです。

しかし、私から言わせれば、現実の格差については、改革とかの美名に陶酔して郵政選挙で自民党を大勝ちさせた国民に責任があるでしょう。

自業自得です。

一億総中流で過ごしてきたあなたたちだけど、本当にいいの? という感想でしたね。

どう考えても小泉・竹中の政策は、お金持ちはもっとお金持ちに、貧乏人はもっと貧乏に、としか私には思えませんでしたから。

小泉ポピュリズムは大嫌いでしたが、私の経済的な信条は新自由主義に近いです。なにより1円株式会社も、改革路線の成果です。

トリクルダウン批判のみみっちさ

後付けのトリクルダウン理論の批判ですが、やはり、片手落ちというか、思慮が浅いです。

富裕層は根拠があってお金を儲けているのですから、増税がひどくなると国外に出て行きます。

トップクラスのアスリートや、ノーベル賞級の頭脳が、日本を脱出しているようにです。

この人たちは、外国でもやっていけるのです。

こういうことを踏まえて、404 Blog Not Foundの小飼弾氏は、突拍子もない? 税制改革を発想しているわけです。

トリクルダウン批判の浅知恵なところは、自分が増税されないと思っているフシがあることです。

しかし、自分の勤める会社が増税されたり、給料や報酬の源泉である取引先が増税されたりと、考えないのでしょうかね。
回り回って自分の収入もダウンする可能性が高いってことですよ。

だがしかし、大統領になるかもしれないオバマの政策は反トリクルダウン

さて、いよいよアメリカ大統領選挙です。

オバマとマケイン、どちらが勝つでしょうか。

最後に、トリクルダウン理論で言えば、マケインは賛成、オバマは反対という立場です。

オバマの経済政策は、富裕層に増税、中低所得層に減税となっています。

このため、マケインおよび保守派は、オバマが大統領になればアメリカは社会主義国家になってしまうと批判しています。

両候補の税制について、ビジュアルに比較したサイトがあります。

Obama and McCain Tax Proposals

1番上が0.1%、2番目が1%、つまり世帯年収6,000万円以上が1.1%で、これが富裕層。
そして、下3つが60%、低所得層となっています。世帯年収650万円以下。

もしオバマ大統領になったら、アメリカから出て行く富裕層も多いでしょうね。

さて、日本では低所得層は世帯年収が300万円未満となっているようです。
これに対し高所得層が世帯年収800万円以上。

ということは、日本もアメリカのような格差社会になった方が、低所得層の世帯年収が上がるって言えるかもしれません…
つまり、トリクルダウン理論は正しいってことになるのでしょうか。

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