廣松渉、池田信夫ブログで過去の記憶を刺激される快感と知的再覚醒
私も、SEO(検索エンジン最適化)を生業の中心としていますが、それはGoogle研究からスタートしたことが決定的でした。
はじめから商売としてGoogle対策に入れ込んだわけではなく、最初はユーザーとしてGoogleで検索すれば欲しい情報にたどり着ける、そういったことを繰り返して、趣味でWebサイトをいくつか立ち上げてGoogle経由で訪問されることに気がついて、Googleが大好きになってGoogleの研究が楽しくて、それが嵩じてSEOというヤクザな道に足を入れたわけです。
ですから、今は日本でシェアの高いYahoo!対策に力を入れてはいるものの、Yahoo!を考察することは少し気が進みません。
まあ、プロですから、好きとか嫌いとか、いいとか悪いとか、そういった感覚はスッパリぬぐい去って、Yahoo!対策に精進してはいますけど…
これもビジネスのためというよりも、Yahoo!からのトラフィックに収益を依存せざるを得ない中小企業やSOHOなど、大企業に対抗してインターネット時代の下克上に協力できればという使命感も大きいですね。私がお役に立てるようでしたら、既存の権力に一泡吹かせたい、そういう願いが大きいのです。
マルクス、吉本隆明、廣松渉
私は大学に入るとすぐに、ひょんなことから文芸部に入り、その先輩の影響でマルクスを読みはじめました。しかも、資本論を最初に手にしたのでした。
まあ、文芸部でマルクスとか、いきなり資本論とか、ここが後付けながらラッキーだったですね。
ここで人生が大きく転換していくのですが、大学時代は、本当によく本を読みました。
クラシック音楽や絵画など、いろいろな人との出会いを通じて、新しい世界にどんどん進んでいきましたね。
そして、今日の池田信夫 Blogです。
青年マルクス論 – 池田信夫 blog
今でも、私の思考の「第1レイヤー」は廣松によって作られたと思う。
これは、非常に意外な吐露でした。
池田氏の著書で、ハイゼンベルクとかが出てきて、私の若いころの断片的思想が統一されてきたのですが、この度もまた、池田氏の思想的ルーツに廣松渉が出てくるとは驚きでした。
さらに、懐かしさがこみ上げて、たまらなくなってこのエントリーを急に投稿したのです。
マルクスに対して、共産主義カルトの教祖様とか、社会主義国家のほとんどが破綻したのでマルクスの無効性が証明されたとか、ろくに読みもせずにお気楽に批判する頭の悪い人が多いとは思うのですが、私は資本論を哲学書として読みふけりましたね。
当時としては、マルクス経済学とか、宇野弘蔵とか、私はまったく興味もありませんでした。
同時に、日本社会党や日本共産党も、私が研究している資本論のマルクスと、まったく関係があるようには思わなかったです。
このマルクスをベースに、吉本隆明や、廣松渉は、私の哲学の土台を築いていくことになったのです。