スキルやフローによって何のeコマース手段を用いるかが変わってくる?
府中商工会議所有志のWeb勉強会の後、気づいたことがあります。
インターネットでビジネスを展開する方法や手段は、いくらでも転がっていますし、ネタもどんどん入ってきます。
だがしかし、それを選択するうえで、会社店舗などが何を選ぶか、そもそも踏み切るかどうかは、事業主体側のスキルやフローによって意志決定されるということです。
ICT(情報通信技術)リテラシーやネット販売習熟度、そして投資の余力などでeコマースの選ぶ道が決まる?
インターネットビジネスを推進するうえで、先達者が情報を提供して、選択するメニューやレシピを充実させようというのが、前回のWeb勉強会の所感でした。
- 自社サイトの開設および運営
- ドメイン
- レンタルサーバー
- ショッピングモール
- 楽天
- Yahoo!ショッピング
- Yahoo!オークション
- PPC
- オーバーチュア
- アドワーズ
- 他のサービス利用もしくはツールについて
例えば、(1)自社サイトの開設をとっても、Web作成のスキルがあれば自分でやれますが、そうでなければ外注になります。
さらに、自力である程度作成できれば、SEOの独学も可能になりますし、弊社もコンサルティング支援ができます。
これがよく分からず、Web制作を外注し、SEOまで外注となれば、一歩間違えればお金をドブに捨てるようなことになりかねません。
他のすべてにも同じことが言えるでしょう。
よって、スキルがなくてもフローがあれば、外注投資が可能なものの、それが費用対効果が見合うものかどうかは、はじめる段階で効果測定できるのかという問題が出てくるのです。
そうなってくると、能力とか資力とかよりも、会社が何を目指しているのか、インターネットでビジネスを行ううえでの特に数値目標が重要になってきます。
毎月100万の利益が読めるのでしたら、総投資額が1000万でも11か月目からは黒字化します。
あるいは月払いのケースでは、最初は赤字、次に単月黒字、最後に初期のマイナスを補填、という流れになってきます。
ここまで進めていくと、実はICTリテラシーやeコマース習熟度よりも、経営のポリシーの問題ということになるでしょう。
アナログでできないからデジタルでもできない
私の結論は、アナログにないものはデジタルにもない、実業でできることだけがネット事業でもできる、ということになります。
つまり、実店舗や実業などで、きっちりビジネスプランを立てて経営している場合は、eコマース参入や事業拡大でも、選択もあまり誤らないし、きっちり儲けることができるということになるのです。
事実、Web勉強会の中核、初期メンバーのほとんどは、右も左も分からないまま、切羽詰まってホームページを作成したり楽天に申し込んだり、行き当たりばったりでeコマースをはじめて、そして成功しています。
ということは、費用対効果とかの通常経営の資質よりも、本当は起業家精神があるかないか、インターネットに取り組まないと実店舗・実業が危うい、そういった危機感も引き金となって、ある意味で博打を打って出たと言えるでしょう。
私も同じです。
Googleがなかったら、今頃はこの世に生きていないかもしれません。
最後の最後は、偶発性に賭けることしかないのかもしれませんね。ただし、起業家が起業家であるゆえんは、勝つまで止めないということでしょう。