トヨタ自動車が創業以来の赤字転落で創業家の豊田章男氏が社長就任?
何とも言えないニュースです。
日本一の時価総額を誇るトヨタ自動車が、先行するガソリン高騰とアメリカや日本の消費大後退、さらにはドル安円高で、創業以来の発の赤字に転落します。
しかし、この危機を乗り切る策が、創業家の求心力とはこれいかに?
トヨタ自動車が創業以来発の赤字転落で創業家の豊田章男氏が社長就任?
創業家の求心力やら、大政奉還やら、マスコミも好意的でかつ大時代的な表現を連発しています。
とにかく、日本一の企業が、かくも封建的で時代錯誤の経営が最善とは、そしてそれを新聞各紙が称賛するという、われわれは相当遅れた国の住人だったんだと寒気がしてきます。
ともあれ、自動車産業は重厚長大、かつ輸出偏重と、20世紀の日本の象徴だったんでしょう。
これは、日本型企業やら経営、そして社会構造など、わが国が真に21世紀を迎えるための試練ではないでしょうか?
つまり、トヨタは日本一の座を明け渡し、しかるべき企業が台頭しなければ、日本はもはや世界に通用しない滅びの国となるわけです。