麻生太郎首相「世界最速で不況脱出」 成就する根拠のない妄言

実は、政官財のほとんどが、麻生政権だけでなく、自民党に見切りをつけはじめています。

そして、それが分からない人も、しぶとく残っているようです。

リーダーになるべきでない人の、根拠も具体性もない法螺話

誰も本気にしない妄言を、空気が読めない人は続けるものです。

首相「世界最速で不況脱出」 景気対策に全力と年頭所感 – 47NEWS(よんななニュース)

麻生太郎首相は1日付で年頭所感を発表し、

  1. 日本が世界で一番早く不況から脱出する。
  2. 世界的な金融・経済危機は、適切な対応で被害を最少に抑えることができる。
  3. 明治時代や第二次世界大戦後の経済成長を例に挙げ、日本は底力をもっているので自信を持っていい。

というような、根拠のない発言を繰り返しています。

どれもこれも、具体性がまったくなくて、ただ与太を飛ばしているだけとしか言えません。

(2)は、適切な対応とやらをぜひ国民に示していただきたいものです。

また(3)は、まず明治時代については、時代適応力を欠いた徳川幕府が倒されてこその明治維新だったわけで、統治能力を欠いた権力を破壊した者が次の権力の座についているわけです。
さらに戦後復興も、焼け跡でしたたかに生き延びたのは、むしろ軍国主義的国家が崩壊した後の開放感からであって、権力がいかに邪魔な存在であったかの証明でしょう。

つまり、権力が打倒され、崩壊し、無力化したときにこそ、日本人の火事場の糞力的な驚異的なエネルギーが発動するわけです。

麻生総理の場合は、能力がいちじるしく低いことは彼個人の問題なのですが、ダメな人がなぜ就いてはいけない上のポジションに昇るのか、これは日本に深く根付いている組織の問題があると思われるのです。

なぜ器でない者がリーダーになるのか?

私が思うダメ会社の特徴は、というか思うというよりも体験したと言うべきでしょうが、まず人事面で、係長で手柄を立てた者が課長になり、課長で勲章を得た者が部長になるような会社です。

逆に言えば、課長がどういう仕事をするべきか、部長のポジションは具体的に何なのか、まったく不明解でもあります。

つまり、組織の正しい運営という視点ではなく、論功行賞として地位を褒美にすることに疑いを持っていませんから、どうしてこんな人が上司なの?、と大勢が思うような人事がなされているわけですね。

~長の椅子に座る人が、どういう役割を果たすべきかが不明瞭ということは、ある人材をどのように育成していくかの具体的な方針もまったくないでしょう。

現に、私が在籍した2つの会社では、社員を育成していませんでした。自分で考え、勝手に成果を上げた人が、結果として出世していったわけです。

ある意味で、自分一人で大きくなるということになります。

ここに、組織運営の出鱈目さがあります。よって、リーダーになりえない人でも、~長の椅子に座ることができるようになります。総理大臣はその最高の例でしょう。

サッカーはコーチになるにも監督になるにも、厳格な資格が必要です。

ところが、プロ野球とか、新聞社やテレビ局とか、日本の伝統的な組織や企業では、現場のたたき上げが、何の指導者的資格も取得しないまま、リーダーとなってしまっています。

私のいた会社に限ってでしょうか、役員なのに財務諸表が読めない人ばかりでした…

こういった、日本的な因習的組織が、実は、リーダーになるべきでない人が長になるという不幸の源になっていると、私は思うのです。

儀式に過ぎなかった3流会社の営業マネージャー会議

次に、麻生太郎首相の元旦の挨拶です。

私は営業マネージャー会議を思い出しました。

ある月度も余すところあと10日。目標進捗率は、20%程度。そのような状況の営業マネージャーが、多数いて、その全員が「目標達成します!」と決意を述べるわけです。

その心意気や佳し、ならば根拠を、具体的な方策を述べよ。

そう、これもまた、日本的な組織の風物詩なのです。

明治維新と焼け跡復興では、あるべき組織が結成され、なるべきリーダーが現れた

もう一度麻生総理の元旦抱負に立ち返ります。

彼が言うように、明治維新と焼け跡復興は、人類の奇跡にも値するものでしょうし、日本人として誇りと自信を持つべきものです。

だがしかし、それは既存の権力が崩壊しての話なわけです。

凡人どもが仕切っている既得権をはぎ取り、既存の秩序を可能な限り破壊して、その動乱にもっとも相応しい人が、もっとも相応しい組織を作り上げて、世直しをするべきでしょう。

日本の2009年は、そんな年になってほしいものです。

«
»