ベッカー(ノーベル経済学賞受賞) オバマ政権のGM救済およびUAW(全米自動車労働組合)を徹底批判

2009-06-03の読売新聞。

シカゴ大学の教授、ゲーリー・ベッカーのインタービューが載っていました。

The Becker-Posner Blog というブログがあって、それを翻訳した本が ベッカー教授、ポズナー判事のブログで学ぶ経済学 です。

政府による救済は大きな誤り

ベッカー教授によると、今回のビッグ3の凋落ないし破綻の最大の戦犯は労働組合だと断じています。

まず、行き過ぎた高い水準の賃金や福利厚生を求め、経営を牛耳ってきたと。

このため、UAWを排除した在米の日本やドイツの自動車会社が破格の競争力をえました。

UAWは、労働協約によって中高年労働者を保護したために、若年層が自動車会社に就職できなくなってしまいました。

業績が悪くても、UAWの賃上げ要求に屈し続け、コストも価格も上昇し続けたのです。

また経営の問題としては、小型車や低燃費車の開発などを怠ったとのこと。

(クライスラーとGMの)両社とも、消費者に受け入れられる低燃費の車づくりに失敗した点が共通で、資本主義が持つ『創造的破壊』の仮定にいるといえる。衰退する企業があれば、成長する企業がある。それが資本主義の強力なシステムだ。

GMの将来は、本来は消費者と市場が決めるべき。

UAWは、譲歩はしたものの新GMの株式を持てるなどの恩典を受け、大統領選挙でオバマを支援した見返りを得たと勘ぐられても仕方がない。

と、厳しいです。

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