「古い資本主義を破壊する」Google CEOのEric Schmidtが日経ビジネスで語る

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ドメインは、20以上は取得済みで、永いものは1年以上も熟成させている(笑

このブログも、その一貫の作業であり、以前の「1円株式会社の社長ブログ」の後継とする予定である。

古いものを破壊、ないし破棄して、新しいものを創造する。イノベーションすれば、ブログも新設することになる…

『日経ビジネス』2009.10.19 Google包囲網 ~ だがしかしEric Schmidtは咆哮する

日経ビジネスは週刊で、10.19号は数週間前のものである。

だがしかし、ぜひとも記録しておくべき記事がある。

この日経ビジネスの特集は、どちらかというと反Googleがベースである。

そして申し訳のように、CEOのEric Schmidtの言葉が載せられている。

これが気になって、気になって仕方ない。

われわれスモールビジネスが、市場社会で稼働している資本主義というものに、どのように関わっていくべきなのか、その答えが書いてあるからだ。

日本はグーグルにとって非常に魅力的な市場だ。今は(ヤフーに次いで)2位にとどまっているが、必ず1位になりたい。

その心意気やよし。

というか、検索では絶対にシェアをぶんどって欲しい。Yahoo!検索は鬱陶しいし、何年か後にはBingに変わって、さあ大変! だから。

さて、Googleへの批判の反批判、

批判の多くが、ネットのせいで売り上げを失った既存企業から出ているのも事実だろう。

グーグルは破壊者なのか。確かにそうなのだろう。われわれは古い資本主義を破壊しているのだから。

古いモデルを新しいモデルに置き換えるのが、資本主義のプロセスだ。イノベーションが経済を成長させる。これは私の宗教みたいなものだ。

世界中の、いや宇宙のすべての情報をインデックスする。
そういった理想も持っているだろう。

インターネットの政府を目指す。
そういった野望もあるだろう。

ただし、天才秀才たちをかき集めて、オタクの広場を作ろうとしているわけではないのだ。

技術というか、生産物によって、儲けようとしてる。

Eric Schmidtは、CEOとして、資本主義という言葉を用いている。そして、古い資本主義を破壊し、新しい資本主義に置き換えると。

Googleのイノベーションは、新しい技術によって人類が体験したことのない利便性を与える、などと寝言を真っ先に述べてはいないのである。

Googleには、たくさんのユーザーが集まっている。

だがしかし、お金を使わないユーザーは、それなりだ。そういう人たちへのサービスも、やることはやるだろう。ついでに。

問題は、ビジネスモデル。

Googleは、私企業として利益を上げると言っているのである。

一ユーザーとして、一コンシューマーとして、Googleのたくさんのサービスをごちゃごちゃ評論しても、意味がない。それはオタクの戯言に過ぎないのである。

経営者の端くれであれば、Googleのビジネスモデルこそ、古い資本主義を破壊して新しい資本主義に置き換えるという言説に、打ち震えなければならない。

特に、古い企業が新しい企業に置き換えられる、と言っていないことにも注意を。

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