自民党がTwitter活用? その前にこのような起業がなかった治世を反省すべき

えー?、自民党がTwitterを活用するとかしないとか…

Twitterとかソーシャルネットの、アメリカでの政治的活用事例

結局、頭がいいというか、アメリカ的なICT脳になっているとか、我が国の評論家とは格差のある海部美知さんの意見である。

オバマのいわゆる「Twitterおよびネット戦略」の今更解説 – Tech Mom from Silicon Valley

昨年の大統領選においてオバマが採用した「ネット戦略」についての私の分析をご紹介しておこうと思う。

まず、ネット・プレゼンスそのものだが、当然ながらTwitterだけでなく、Facebook、MySpace、Flickr、Digg、Eventful、LinkedInなど、凡そ一般人が考えつく限りのソーシャル・メディアに公式ページを作り、情報をアップデートしてファンを集めていた。自前のウェブサイト、YouTubeへの動画配信、モバイルサイト、iPhoneアプリ、携帯メッセージ(SMS)配信なども完璧に網羅していた。

重要なのは、つまりわれわれスモールビジネスを含む、何らかの下心があってソーシャルネットワークを利用するものは、次の文章に注意。

いまどきのこれらのネットツールは、どれも特定の用途や目的に特化しているので、一つですべてをカバーすることはできない。違う層の人(年齢層、性別、所得層、政治的指向、などなど)に広くリーチして、多くの目的を達成するためには、いろんなツールをうまく使わないとダメ。ただし、どれも使うためのコストはめちゃくちゃ低いので、下手な鉄砲を数撃っても大丈夫だ。

自民党に限らず、大企業のトップから役員、スモールビジネスからSOHO、自営業者にいたるまで、多くの日本人に感ずるのが、どれかひとつの決め打ち。

そして、失敗しても反省せずに、また別のものにアホみたいに乗り換えて、アホみたいに同じ失敗を一生繰り返し続けると…

でも、こうしたネットによる「クチコミ」効果だけに頼ってあぐらをかいていてはダメ。

オバマ戦略の最大の特徴は、…略… ボランティア動員したことにある。

そして、本当に世界が21世紀を迎え、コミュニケーションや行動も21世紀型になっている証拠かな↓

オバマはこの方法で、従来「無視」されてきた、組織化されていない若年層やハイテクに親和性が高い人々を主眼として、彼らに支持される政策をもともと持っており、彼らに効果的にリーチして、新しい方法で「動員(mobilize)」することができた。その歴史的意義は大きく、巨大化したがゆえに「組織」を経由しなければ集金も動員もできなかったここ何十年かの「民主主義の課題」をクリアして、おおげさにいえば、技術を使うことにより本来の民主主義の姿に一歩近づいた、ということだと思っている。

そこで、ねじ曲がった結論。

Twitterのようなものを世に出す企業を、日本から生まれさすことができなかった自民党政権は、まずそのことを反省して出直しするべきってこと。

民主党もダメと思うけど。

つまり、政治家はTwitterを利用する前に、Twitterのようなサービスで起業できる日本の経済環境の整備に力を尽くしなさい。

ああ、また馬鹿者が「日の丸ツイッター」って言いそう(笑

«
»