小沢一郎の問題 オールドメディアと自民党の迷走 だから日本はダメなんだ
実際、今の小沢関係は政治資金規正法に違反するかどうか程度であり、かつこの政治資金規正法のレクチャーさえ受けていないキャスターやコメンテーターが馬鹿面を晒して滑稽きわまりない。
それどころか自民党も、ここが攻めどころと勘違いも甚だしい。
なぜなら、小沢がそのまま居座ることが、夏の参議院選挙に有利に働くだろうから、幹事長の続投で支持率が下がることを待ち、叩くのはメディアにまかせた方が得策だろうに…
今自民党がやるべきことは、小沢と同類の族議員を根絶やしにすることである。また、天下国家を大いに語っていただきたい。そして、来るべき民主党下野のときの、受け皿作りこそ一番の仕事ではないのか。
東京地検特捜部の暴走、いや迷走
永田町異聞 というブログから。
昨日、小沢一郎関連の事務所などに突然のガサ入れをした東京地検特捜部。その指揮にあたるのが特捜部長、佐久間達哉氏である。
「一罰百戒」。検察としてこの言葉をどう解釈すべきか。佐久間氏と同期の元長崎地検次席検事、郷原信郎氏はかつて、このことについて議論したことがあるという。
郷原氏は「一罰」について、悪質性の高いものでなければならないと主張した。検察が悪質性の高い罪を犯した一人を罰することによって、「百戒」、すなわちその他大勢の戒めにできるという考えだ。
これに対し、佐久間氏はこう反論したそうだ。「一罰」は何でもよい、悪質であるかないかにかかわらず、何でもひとつ罰すれば、「百戒」につながる、と。
この現東京地検特捜部部長佐久間達哉の、小者の権力乱用の思考と行動は、非常に危険である。
堀江や村上などを摘発したのも、この佐久間達哉だろう。
税金で養われている公務員のくせに、勘違いも甚だしいのではなかろうか。
なお、この佐久間達哉と対立した郷原信郎は、銭形平次化した盆暗国民に警鐘を鳴らしている。
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書): 郷原 信郎
とにかく、収賄と政治資金規正法の不実記載では、天と地ほどの罪の乖離がある。
佐久間達哉は、微罪でも世を騒がせて、メディアを巻き込んだ劇場型地検ごっこがやりたいだけである。
このあたりを、権力やメディアに騙されずに、自分の定見を築くことが、流されない経営には肝要だろう。
さて、上記ブログのもう一題。
かりに小沢氏が奥さんから土地購入代金4億円を借りたというのが本当だとしたら、検察がこれで小沢を追い込めると腕まくりした「ゼネコンからの裏金」ストーリーは、あっけなく崩れることになる。
まあ、どうやら佐久間達哉という小者の権力乱用者の負けが濃厚のようである。