消費者製品はフールプルーフ(foolproof)、「馬鹿が扱っても大丈夫」
TechCrunchに辛辣な記事が。
技術系のライターは、Apple製品を評論してはならない?
要約すると、技術系ライターというか、何らかの開発をする業種に関わる者は、Appleが提供している消費者製品を論じてもピントがずれている。
逆に、iPhoneやiPadなどは、正真正銘の消費者が、評価するだけ。ということ。
TechCrunchの読者の多くが、iPhone/iPadのユーザさんなどもエンドユーザ==お客さんとするところの、「生産者側」の人たちならば、今後どんどん載るべきApple記事は、先日のGmailのiPad向け最適化みたいな、どうすればiPhone/iPadのユーザに満足してもらえるかという、生産howto記事にかぎるだろう。
これはたとえば、Twitterなどに関しても同じことが言えるのではなかろうか…
いやしくも事業に携わる者、なにかの商材を開発して市場に投下しようとする者からすれば、一般消費者の使い勝手なんぞを斟酌しているようでは、ビジネスが転けるということである。
整理すると、仮にマーケティングとして、Appleの成功を学習するにあたっては、単純にフールプルーフであるべき商材なのか、そうではないのか、峻別しておく必要があるということである。
これは、フリーミアムのビジネスモデルなどでも注意するべき点である。
結局は、自分の会社や商材を支持してくれる人は、お金を出してくれる人は誰なのか、自社の有り様と顧客とを見極めていなければならないということである。