フレッツ光ネクスト隼 無線LAN(Aterm WG1800HP2)は光プレミアム有線LANより超高速に
NTT西日本の、フレッツ光プレミアムから、フレッツ光ネクスト隼に変更しました。
弊社は、戸建て住宅の2階の書斎をオフィスにしております。
最大の問題は、プレミアムで2階オフィスに設置していた回線終端装置(ONU)を、1階リビングに下ろす必要に迫られ、2階のパソコンなどは有線から無線に変更することでした。
いろいろと情報収集しましたが、最後は試行錯誤のまぐれ当たりもありましたので、お役に立てればと記事にしておきます。
フレッツテレビのために光ネクスト隼への変更
昨年(2014年)の10月ごろから、地デジがNHKを除いて映らなくなりはじめました。
屋根の上にアンテナを立てているのですが、特定のチャンネルでブロックノイズが出て、さらにはまったく電波を受信しなくなることも。
朝の8時前、夜の8時過ぎがピークで、また強風や雨雪の日などは一日中ダメというときもありました。
アンテナを立て直すか、ケーブルテレビを契約するか…
すぐ10mほど離れたところにはケーブルテレビの施設があるのですが、わが地区は開通してないと断られました。
ネットでテレビがつながれば、それがベストだったのですが、NTTも電力系も、わが地区では提供されていませんでした。
もう、アンテナを立て直すしかない、しかし天候の影響を受ける、台風なども心配、一カ月以上も思い悩んでいたところ…
12月の中頃になって、NTTの代理店と思われるところから、営業の電話がかかってきました。
「最近、テレビが映りにくいということはありませんか? フレッツテレビはいかがでしょうか?」
また、数日後には別のNTT代理店だろうところからも
「テレビが映らないという苦情が多く寄せられています。じつは12月10日から、その地区でフレッツテレビが提供されています」と。
NTT西日本のウェブを見ると、確かにこの地区で光ネクストでフレッツテレビのサービスが受けられるようになっていました。
(ある地域では、光プレミアムでもフレッツテレビが提供されているところもありましたが…)
テレビが第一目的でしたが、フレッツ光ネクスト隼への変更を決めました。
フレッツ光ネクスト隼の回線終端装置(ONU)は、テレビ、電話、ネット、そして無線LANのオールインワン
まったく、テレビのためだけに、回線終端装置(ONU)を1階に、2階は無線LAN子機でパソコンやプリンターをつなぐという、サーカスのために情報収集に励みました。
理論的には無線子機が11ac対応であれば、フレッツ光プレミアムの有線LANよりも、フレッツ光ネクスト隼の無線LANのほうがネット速度が出るはずです。
BUFFALOは当たり外れがあるので、今回はNECを選択。
数カ月前に発売したばかりの、Aterm WG1800HP2を購入しました。
さて、光ネクスト隼のONUはオールインワン
ホームゲートウェイというややこしい名称ですが、無線LANカードも低料金でレンタルできると、いい時代になりました。
つまり、無線LANの親機は買う必要がないわけです。
そして、このことが、開通前には悩み悶え苦しみ、開通直後は1時間以上も試行錯誤をすることになるのです。
なお、iPhoneやiPad、Androidのスマートフォンやタブレットは、ちょいちょいと、ホームゲートウェイ?の無線LANにあっと言う間につながりました。
もちろん、パソコンも内蔵の無線機能を使えば、楽勝です。
ルーターというか、パソコンにつなぐ無線子機が、ハードルが高すぎるのです。
Aterm WG1800HP2とONU(PR-500MI)のらくらくスタートボタンで簡単接続
Aterm WG1800HP2にかぎらず、どのメーカーのものでも、親機と子機をそろえれば、簡単に接続でき設定も自在ですが、子機だけの場合の接続の方法がよく分からないのです。
また、検索しても分からないままでした。
マニュアルどおりに、子機Aterm WG1800HP2をコンバーターモードにして、「http://192.168.1.245/」で設定画面に入れませんでした。
(現在は、http://192.168.1.3/ となっています)
設定画面さえ表示できれば、いわゆるホームゲートウェイのSSIDとパスワードを入力するだけです。
これが見えないから、難儀するのです。
結論ですが、
Aterm WG1800HP2とONUのらくらくスタートボタンで簡単接続できました。
ONUのすぐそばで、パソコンに接続したAterm WG1800HP2のらくらく無線スタートボタンを押し、
すぐさま、ONUのらくらくスタートボタンを押す。
あとは、「最初にお読みください」にしたがって、作業完了。
なお、Windows用の定番であるNetEnumや、iPhoneでもAndroidでもLAN内のIPアドレスを検索するアプリなどを使って、AtermのIPアドレスを見つけます。
そのあとは、Aterm WG1800HP2の設定画面に入って、いろいろいじることになります。
NTTでもNECでも、不親切なので、そのような情報はドンピシャでは載せていません。
(NECは、親機もセットで買え、ということなんでしょうね…)
- 情報機器ナビゲーション ひかり電話対応機器(PR-500MI)
- 取扱説明書他:PR-500MI_man1312.pdf 約 9.11MB
Windows 7でRWINを設定して爆速!
Windows 7でも、たとえばRWINの設定でネット速度が改善できないものか、ネクスト隼導入直後はそういう状況でした。
フレッツ光プレミアムのネット速度は次のとおりでした。
フレッツ光ネクスト隼に変えてすぐの、無線LANでの速度は
ダウンロードは劇的に変化しましたが、アップロードは速度ダウンしています。
あれっ?
ということで、またまた検索してみました。
Windows 7でも、コマンドプロンプトとNetTuneで速度アップ
XPのときはRWINをいろいろ設定して、ネット速度を上げていましたが、ちまたではVista以降は、とくにWindows 7では無理無理と都市伝説がはびこっています。
ところが、そんなことはありませんでした。
コマンドプロンプト(cmd.exe)を、管理者として実行します。
C:\Windows\system32>
のうしろに
netsh int tcp set global autotuninglevel=restricted
を、右クリックで貼り付けます。
(もちろん、手打ちでもかまいません)
右側の「restricted」は、それよりゆるめの「highlyrestricted」でもいいでしょう。
次に、NetTuneを、やはり管理者として実行します。
(アプリケーションは、ゲットしてください)
次のように設定します。
TCP Window SizeとAFDの「1040704」は、その半分の「520352」、さらにその半分の「260176」と、いろいろ試してみます。
(コマンドプロンプトのautotuninglevelも、「restricted」や「highlyrestricted」で試します)
その結果、
このように、爆速となった次第です(笑)
ちなみに、11acではない
iPad 2は
iPhone 5Sは
自分がほんとうに欲しい情報はゲットできない
今回の問題は、NTTのONUとNECの無線子機が、らくらくスタートでつながったという情報がゲットできなかったことです。
情報が氾濫している時代なのですが、結局は、ピンポイントの自分がもっとも必要とする、とくに新しい、またレアな情報は手に入らないということでしょうか。
しかも、Windows 7のRWINは、OSまかせで自分では変更や設定ができないと、Yahoo!知恵袋でも大声で回答しているおかしな人たちも多いです。
つまり、間違った情報も、また多く流されているということですね。
情報が氾濫する時代でも、レアな情報は入手できないし、風説も流布されていて、結局は自分でなんとかしないとダメなわけです。
かえすがえすも、NTT代理店とやらの営業の電話がなければ、屋根の上のテレビのアンテナを立て替えて終わったかもしれませんから、偶然の賜物でもありますね。
ついでに
NTTの代理店とおぼしきところ(おそらく福山市)の営業は2件とも、光プレミアムと光ネクストの区別がつかない、マニュアルにしたがってトークするだけでした。
光プレミアムに契約していると言うと、すぐに引き下がったり、
ONUに、有線LANやひかり電話やテレビ同軸ケーブルをつなぐことも、知っていませんでした。
1年前に光ネクストの営業をかけてきたところ(おそらく東京もしくは大阪)は、非常に知識も豊富で、親身になってこちらの事情を斟酌してくれました。
都会と田舎の差ということでしょうか?
無線子機を通して、複数のPCやiMacやプリンターをつながないのであれば、それぞれの内蔵無線機能でつなげるのであれば、問題はないに等しかったと言えるでしょう。
パソコンにつなぐ無線ルーターは、ハードルが高いです。
また、仕事でバリバリ使うのでなければ、ネットだけでしたら、スマホやタブレットのほうが超簡単です。
ますます、Windowsは居場所を失っているということでしょう。